オンライン資格確認の開始について

オンライン資格確認が10月20日スタートします。

そもそもオンライン資格確認って何?

 健康保険の加入者が医療機関等を受診したさいに、窓口で健康保険等の資格がオンラインで即時に確認出来るようになるもので、窓口での資格確認作業の大幅な軽減、従来大きな負担となっていた資格喪失後受診分の請求書の返戻作業等の軽減を一つの目的としています。

オンラインで資格確認を行うため、健保組合等、医療保険者が登録する資格情報のデータをマイナンバーをキーとして連携し、医療機関等で参照出来るシステム(オンライン資格確認システム)が構築されていますが、政府は、このシステムを、医療機関等や医療保険者の事務の効率化のためだけでなく、医療、健康行政のプラットフォームと位置付けて活用し、様々なサービスを行っていくこととしています。

具体的には、それぞれの機関が保有する健診情報や薬剤情報のデータの共有、活用による医療の充実、健康増進・病気予防が次の大きな目的となっています。

加入者にとってのメリットは?

  • マイナンバーカードが健康保険証として使用できます。(利用登録が必要)

  • 限度額適用認定証等の発行が不要になります。

  • 医療機関・薬局で特定健診情報、薬剤情報を医師等の有資格者が閲覧できるようになります。(マイナンバーカードで受診し本人が閲覧に同意した場合)※1

  • 登録された特定健診情報をマイナポータルで確認できるようになります。※2

  • 医療費通知情報がマイナポータルで閲覧できるようになります。※3

  • 災害時に病院等が被災した場合に薬剤情報が利用できるようになります。(※1は7/6開始、※2は10月中閲覧開始予定、※3は11月から閲覧開始予定)

上記の特定健診情報は、健保組合にてオンライン資格確認システムに登録しています。また、転職等の場合、保険者間で特定健診情報を引き継ぎ致しますが、引き継ぎに同意されない場合は、健保組合までご連絡ください。

本格運用には時間がかかる見込み

 一方で、対応する顔認証付きカードリーダーが準備できている医療機関等が、9/12現在で全体の約10%にとどまる等、対応が遅れており、当面の間は部分的なスタートとなる見込みです。新しい情報がありましたら改めてご連絡致します。

こちらの資料もご覧ください。

マイナンバーカードの健康保険証利用について(厚労省).pdf

マイナポータルで健診結果が閲覧できるようになります.pdf